スキー・スノボ送迎には貸切バスがおすすめ!メリットや料金相場を詳しく解説
スキーやスノーボードのシーズンになると、ゲレンデに行く際の移動手段に悩む方は多いのではないでしょうか。
少人数であれば、レンタカーや電車も選択肢に入りますが、大人数の場合はどうしても不便が生じます。
大人数でゲレンデに行く際は、貸切バスがおすすめです。スキーやスノボ用具をトランクに積めるので、全員で一緒に快適かつスムーズに移動できます。
本記事では、スキー・スノボに行く際に貸切バスを利用するメリットやバスの種類・料金相場を解説します。
予約方法や注意点も紹介するので、ゲレンデへの移動手段でお悩みの幹事様はぜひ参考にしてください。
目次
スキー・スノボの送迎におすすめのバスタイプ
スキー・スノボ旅行で貸切バスを利用する際、最も注意したいのが「荷物の量」です。どのバスタイプを選ぶかによって、快適さや利便性が大きく変わってきます。
ここでは、スキー・スノボ送迎に最適なバスタイプについて、利用シーン別にご紹介します。
団体での移動なら中型以上がおすすめ
スキー・スノボ旅行は、通常の旅行と比べて荷物が格段に多く、かさばるのが特徴です。
- スキー板やスノーボードの板
- 専用のブーツ
- ウェアやゴーグル、ヘルメットなどの小物
- 数日分の着替えや日用品
これらの荷物をすべて参加者分積載する必要があります。マイクロバス(定員約20名)にもトランクがあるタイプはありますが、容量が小さく、全員分のスキー・スノボ用品を積むのは困難です。
そのため、スキー・スノボ目的で貸切バスを利用する場合は、「中型バス」以上のタイプを強くおすすめします。
| バスの種類 | 大型 | 中型 | 小型 | マイクロ |
|---|---|---|---|---|
| 正座席数 | ~45席 | ~27席 | ~25席 | ~21席 |
| 補助席 | ~6席 | 無し | 無し | ~7席 |
| 荷物の数 | スーツケース36個 | スーツケース15個 | スーツケース4個 | トランクルーム無し |
| 全長 | 約10~12m | 約9m | 約7m | 約7m |
| 有料道路区分 | 特大車 | 大型車 | 中型車 | 中型車 |
中型バスは床下に大きな「貫通式トランク」を備えているため、スキー板やスノーボードのような長尺の荷物も積みやすいのが魅力です。乗車人数が20名前後であっても、荷物量を考慮して中型バスを選ぶのが賢明です。
大型バスはトランク容量が最大級。人数が中型バスの定員(27名)を超える場合はもちろん、20名程度の利用でも「荷物が非常に多い」「お土産をたくさん買う予定」といった場合は、あえて大型バスを選び、荷物スペースに余裕を持たせるのもおすすめです。
スキー・スノボ合宿なら大型がおすすめ
サークルや部活動、会社のレクリエーションなどで「合宿」としてスキー・スノボに行く場合は、「大型バス」一択と言っても過言ではありません。
合宿の場合は、通常の1泊2日の旅行よりも滞在日数が長くなる傾向があります。
それに伴い、スキー・スノボ用具一式に加えて、数日分の着替え、洗面用具、日用品、場合によってはミーティング用の資料など、さらに荷物が増えることになります。
中型バスでは、参加者全員分の「スキー・スノボ用具」と「宿泊荷物」の両方を積み込むのは、容量的にかなり厳しくなる可能性が高いです。
その点、大型バスであれば、貸切バスの中で最も大きなトランク容量を誇ります。参加人数が30名、40名と多くなっても、全員分の大量の荷物を安心して積み込むことができます。
また、長距離・長時間の移動になることも多いスキー合宿では、座席スペースが広く、リクライニングなどの設備も充実している大型バスの方が、移動中の快適性も高く参加者の満足度向上にもつながります。
料金は税別です。
見積りで出される金額は、実際の請求金額と相違する可能性がございます。バス会社から集合場所、解散場所からバス会社までの回送料金は、回送往復距離:50km,回送往復時間:2時間と仮定しております。別途料金として、深夜早朝・有料道路・駐車場料金等もかかる場合がございます。
スキー・スノボ送迎での貸切バス料金

貸切バスの料金は、「走行距離×走行時間」で計算されます。
スキー・スノボ送迎の場合、荷物が多くなる可能性が考えられるため、大型バスもしくは中型バスがおすすめです。
貸切バスの種類と料金相場
貸切バスの種類と料金相場は以下のとおりです。

| 車種 | 席数 | 料金相場 (6時間/100km以内) |
積載荷物目安 (スキー・スノボ用具) |
|---|---|---|---|
| 大型バス | ~53席(45席+補助席8席) | 90,000円~ | 約40人分 |
| 中型バス | ~27席 | 75,000円~ | 約20人分 |
| 小型バス | ~21席 | 65,000円~ | 座席を使用 |
| マイクロバス | ~20席 | 65,000円~ | 座席を使用 |
スキーやスノボで貸切バスを借りる場合は、人数だけではなく荷物の量で車種を検討する必要があります。
貸切バス・レンタカーで比較
貸切バスとレンタカーどちらがよいのかは、人数やコスト、移動の快適さ、安全性などを総合的に比較して決めることをおすすめします。
| 貸切バスがおすすめ | レンタカーがおすすめ |
|---|---|
| ・参加人数が多い(特に10名以上の団体) ・移動の安全性を確保したい ・多くのスキー・スノボ用具を積みたい ・移動時間も楽しみたい(もしくは休みたい) ・1人あたりの交通費を明瞭にしたい |
・参加人数が少ない(4人程度) ・雪道の運転に自信がある ・スキー・スノボ用具を現地でレンタルする人が多い ・出発時間や帰着時間を当日の気分で自由に設定したい |
状況に応じて両者を比較して選択しましょう。
おすすめのモデルコース
料金プランの例を紹介します。
東京⇔山形蔵王スキー・スノボ場

東京から山形蔵王スキー・スノボ場に宿泊で行く際のプランの例です。バスは返却せず、スキー・スノボ以外にも観光など複数目的地を設定した場合のプランです。
| 1日目:【点検&出庫】→【バス会社から設定した場所までお迎え】→【出発】→【SA】→【山形蔵王スキー場到着】→【宿泊施設】 2日目:【宿泊施設】→【観光(温泉など)】→【現地出発】→【SA】→【設定した場所までお見送り】→【帰庫&点検】 |
||
| 出発地:都内某所 | 目的地:山形蔵王スキー場 | 経由地:SAや観光地 |
| 乗車人数:30人 | 車種:大型バス | 片道距離:約370km |
| 利用時間:20時間 | 合計金額:430,000円~ | 1人あたり:11,000円~ |
東京⇔苗場スキー場

東京から苗場スキー場へ宿泊で行く際のプラン例です。往復の送迎のみで、一旦バスを返却するパターンです。
| 1日目:【点検&出庫】→【バス会社から設定した場所までお迎え】→【出発】→【SA】→【苗場スキー場】→【一旦バス返却】 2日目:【苗場スキー場までお迎え】→【SA】→【設定した場所までお見送り】→【帰庫&点検】 |
||
| 出発地:都内某所 | 目的地:苗場スキー場 | 経由地:SA |
| 乗車人数:40人 | 車種:大型バス | 片道距離:約180km |
| 利用時間:36時間 | 合計金額:260,000円~ | 1人あたり:7,000円~ |
その他の関東出発のおすすめのスキー場
たんばらスキーパーク(群馬県沼田市)
首都圏から約2時間とアクセス良好。標高が高く、サラサラのパウダースノーが楽しめるのが魅力です。コースの80%が初中級者向けで構成されており、ゲレンデデビューや家族連れにも最適なスキー場です。
丸沼高原スキー場(群馬県利根郡片品村)
標高2,000mの山頂から最長4kmのロングコースを楽しめます。雪質が良く、11月下旬から5月頃までのロングシーズンが魅力です。レベル別のスノーパークや麓の温泉施設も充実しています。
ハンターマウンテン塩原(栃木県那須塩原市)
首都圏から約150分。全12コース・最長3,000mのダウンヒルが楽しめる、首都圏最大級のスノーリゾートです。スノーパークのほか、キッズパークやスノーラフティングなどアクティビティも豊富です。
川場スキー場(群馬県利根郡川場村)
関越道・沼田ICから約25分とアクセス抜群。標高1,800mの高さで上質なパウダースノーが楽しめます。最長3,300mのロングランが可能で、趣の異なる3つのスノーパークも完備しています。
軽井沢プリンスホテルスキー場(長野県北佐久郡軽井沢町)
北陸新幹線・軽井沢駅からシャトルバスで1分とアクセス抜群。人工造雪機・降雪機でゲレンデコンディションが安定しており、晴天率も高いのが魅力です。スキー後は駅前のショッピングプラザも楽しめます。
スキー・スノボ送迎のバス移動中におすすめの過ごし方
イントロドン

【手順】
・音楽を流せるもの(スマホ・CDなど)を用意
※バス設備で流せるかは事前にバス会社へ確認
・マイクを使って曲のイントロ部分を流す
・生徒に早押しで答えてもらう
【内容】
今流行っている曲、アニメの主題歌、合唱コンクールの課題曲など、みんなが知っているような曲だとさらに盛り上がります。スマートフォンでイントロクイズのアプリも出ているので、それを活用すれば先生方の負担を減らすことができるでしょう。
【盛り上げるコツ】
正解が出た後にその曲の1番をながしたりすると、知っている人はみんなで曲を楽しんだり歌うこともできます。最近ではTV以外にもTikTokといった動画サービスでも、楽曲の流行がありますので、幅広く流行を捉えると更に盛り上がるでしょう。
爆弾ゲーム

【手順】
・風船など爆弾に見立てたものを用意する
・風船にセロハンテープを人数分貼る
・それを前から順に剥がしていきながらまわす
・音楽を流し音楽が止まったときに爆弾を持っていた人がアウト!
・途中で割れてしまっても終了
※爆弾を投げない、などのルールを決める
【内容】
バスの座席順で爆弾を回していくゲームです。音楽を止めるタイミングはランダムで、爆弾は投げずに隣の席の人や後ろの人に渡していきます。列ごとのグループ対抗などにして、1番早く最後尾に辿り着いたグループの勝利にする形式も一体感が生まれてオススメです。
【盛り上げるコツ】
爆発してしまった人は罰ゲームを用意すると盛り上がります。罰ゲームの内容は、嫌いな食べ物の暴露や自分の長所紹介など、自己紹介型の誰でもできる形式がオススメです。2回目以降は、爆弾を回しながらしりとりを入れるなど難易度を上げると更に盛り上がります。
貸切バスを手配する流れ

貸切バスを手配する流れは以下のとおりです。
①見積もり依頼
まずは、見積もりを依頼します。見積もり時には、できるだけ詳しい情報をバス会社に伝えることがポイントです。以下の項目を記載すると、スムーズに進みます。
- 日程
- 目的地
- 最大参加人数
- 積載したい荷物の量(スキー・スノボ用具の数を含む)
- 希望の車種
必要な情報を詳細に伝えることで、より正確な見積もりを得られます。複数社に見積もりを依頼して、比較検討することもできます。
②見積もり回答
問い合わせ内容に沿って、見積もりの回答が届きます。不安な点や質問がある場合は、見積もりの時点で相談しておくと安心です。料金だけではなく、バスの設備やバス会社の評判なども確認することをおすすめします。
③予約
見積もり内容に納得できたら、正式に予約を進めます。スキー・スノボ旅行の予定は天候に左右されやすいので、利用規約やキャンセルポリシーをしっかり確認しておくことも重要です。支払い方法や、支払い期日も確認しておきましょう。
④支払い
貸切バスは、基本的に「全額前払い」となるので、指定の期日までに支払いを済ませましょう。支払い方法はバス会社によって異なります。なお、バスの利用料金とは別に、以下の料金が当日発生します。
- 高速道路代
- 有料道路代
- 駐車場代
- ドライバーの宿泊代
ドライバーが宿泊を伴う行程の場合は、ドライバーの宿の手配も必要です。現地清算となる費用も、あらかじめ予算に組み込んでおくとよいでしょう。
⑤出発
出発当日は、幹事様とドライバーがスケジュール確認を行い、問題がなければ出発します。遅刻がスケジュールに大きく影響するため、参加者全員に余裕をもって集合するようアナウンスしておくことが大切です。
よくある質問
スキー・スノボ送迎で貸切バスを利用する際によくある質問を4つ紹介します。
バストランクの大きさを具体的に教えてください。
車種により異なります。
バス会社及び車種によって異なりますが、目安は次の通りです。縦:1.2m、横:2.3m、高さ:0.9m。
宿泊で行く場合、いったんバスを返却すれば運行料金は安くなりますか?
安くなる場合もあるので、基本的に安い方をご提案しています。
日程や、時間、距離によって料金は異なります。一度車庫に戻す回送代と、乗務員宿泊代を比較して安い方をご提案できます。
ドライバーの宿は、どのような場所を予約すればよいですか?
お客様自身で手配お願いします。
運転手の宿泊を伴う場合は、宿泊施設と宿泊費の準備をお客様自身にお願いしております。バス会社が提案をすることはありますが、費用はお客様にご負担頂くのが原則です。
悪天候なのでキャンセルできますか?
キャンセル料金が発生します。
運行自体を中止することは可能ですが、キャンセル料金が発生しますのでご了承下さい。
スキー・スノボ送迎で貸切バスを利用する時の注意点
スキー・スノボ送迎で貸切バスを利用する際の注意点を3つ紹介します。
小型のマイクロバスはスキー・スノボ送迎に不向き
小型で重量の軽いマイクロバスは、雪道でスリップしやすいため、スキー・スノボ送迎には向いていません。大型バスや中型バスと比較すると料金は安価ですが、安全性を考慮すると推奨できない選択肢です。
仮に少人数の場合でも、マイクロバスにはトランクルームがないため、スキーやスノボ用具を積めなくなる可能性があります。さらに、座席の間隔が狭いため、長距離移動では快適さに不満を感じる場合があるでしょう。
深夜や早朝の時間帯は割増料金がかかる
深夜や早朝の時間帯(22時から翌朝5時まで)は、割増料金が適用されます。注意点は、走行時間だけではなく、出庫・帰庫の際に行われる点検時間も含まれることです。点検時間は各1時間ずつ、計2時間かかります。
深夜や早朝の割増料金を避けたい場合は、バス会社に相談して出発時間や到着時間を調整するとよいでしょう。
基本的にバスにトイレは設置されていない
貸切バスには基本的にトイレが設置されていないため、途中の休憩タイミングを計画しておくことが大切です。特に、アルコールを含む飲食を車内で楽しむ場合は、トイレが近くなる可能性が高いため注意が必要です。
事前にインターチェンジやサービスエリアでの休憩をスケジュールに組み込んでおくことで、参加者も安心して楽しめます。
スキー・スノボ送迎には貸切バスがおすすめ
スキー・スノボ送迎には貸切バスがおすすめです。特に、参加人数が多い場合や、安全性を重視する場合には、貸切バスが最適な選択となります。広い車内で快適に移動できるだけではなく、スキーやスノボ用具などの大きな荷物の積載も問題ありません。
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