小型バスとは?定員・料金・設備・マイクロバスとの違いを解説
写真提供:日野自動車株式会社
「20名前後で貸切バスを利用したいが、どの車種を選べば良いかわからない」「小型バスの定員や料金、荷物の目安を知りたい」という方も多いのではないでしょうか。
小型バスは、正座席21〜25名程度が目安の観光仕様の貸切バスです。基本的に補助席はなく、マイクロバスよりも車内設備が充実している傾向があります。一方で、現在は製造が終了しており、保有しているバス会社が限られます。
当記事では、小型バスの定員や料金の考え方、設備、ほかの車種との違いを解説します。定員ぎりぎりの人数で利用する場合や荷物が多い場合は、マイクロバスや中型バスも含めて検討することが大切です。ご希望に合う車種を選ぶために、ぜひ参考にしてみてください。
目次
小型バスの定員・サイズ・設備早見表
まずは、小型バスの定員・車体サイズ・荷物・設備の目安を確認しましょう。人数だけでなく、荷物量と希望設備もあわせて見ることが車種選びのポイントです。

写真提供:日野自動車株式会社
| 正座席 | 21〜25名程度 |
|---|---|
| 補助席 | 基本的になし。車両ごとに確認が必要 |
| 車体サイズ | 全長:約7.0m、車幅:約2.0〜2.3m、車高:約3.0〜3.3m |
| トランク | トランク付きの車両が多いものの、積載量は車両差が大きい |
| 主な設備 | テレビ・DVD、冷蔵庫、カラオケ、サロン席など。全車両の標準装備ではない |
| 有料道路区分 | 一般的に中型車。実際の車両区分と利用道路を確認 |
| 料金 | 地域、利用時間、走行距離、曜日、時期などで変動。見積りで確認が必要 |
| 向いている利用 | 20名前後の観光、荷物が少ない送迎、設備を重視した少人数旅行 |
上記は一般的な目安です。数値や設備は車両によって異なるため、予約時には実際に手配される車両の座席表や仕様をご確認ください。
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貸切できる小型バスとは?
小型バスは、マイクロバスと同程度の全長でありながら、観光バスに近い座席や設備を備えた車両です。リクライニングシートやトランクルームを備えている車両もあり、少人数の観光や団体旅行に利用できます。
一方で、国内メーカーによる小型バスの製造は2007年までに終了しており、現在運行している車両は年式が経過しています。保有台数も少ないため、地域や日程によっては希望どおりに手配できないことがあります。
年式が古いことだけで安全性が決まるわけではありません。営業用の貸切バスは、法令に基づく点検や整備を行ったうえで運行されます。ただし、内装や設備の新しさ、保有状況は車両ごとに異なるため、希望がある場合は予約前に確認しておきましょう。
当サイトでご案内する貸切バスは、運転手付きでの手配が基本です。車両のみのレンタルではありません。小型バスの運転には、中型免許(8トン限定は不可)または大型免許が必要となるため、運転資格を含めてバス会社へご確認ください。
小型バスの定員と座席レイアウト
小型バスの正座席は、21席・24席・25席などが一般的な目安です。基本的に補助席を設けていない車両が多いため、乗車人数が定員に近い場合は、添乗員などを含めた人数で確認する必要があります。

25座席タイプは、通路を挟んで左右に2席ずつを5列、最後部に5席を配置するレイアウトが一例です。21座席タイプは座席の列が少ない分、前後の間隔を広く取っている車両があります。サロン仕様では、後方座席を向かい合わせにしてテーブルを設置できる場合もあります。
乗車できる人数と、快適に利用できる人数は同じとは限りません。長時間移動する場合や車内へ持ち込む荷物が多い場合は、座席に余裕を持たせると過ごしやすくなります。座席配置や荷物量別の選び方を詳しく知りたい方は、小型バスの定員・座席数の解説もご確認ください。
小型バス・マイクロバス・中型バスの違い

小型バスとマイクロバスはサイズや定員が近いものの、座席や荷物スペース、設備に違いがあります。利用目的に合わせて選びましょう。
| 比較項目 | 小型バス | マイクロバス | 中型バス |
|---|---|---|---|
| 定員の目安 | 正座席21〜25名程度 | 正座席に補助席を加えて20名台後半まで乗れる車両がある | 正座席27名程度が中心 |
| 補助席 | 基本的になし | 設置されている車両が多い | 車両による |
| トランク | あり。ただし容量は小さめで車両差が大きい | 基本的に小さい、またはない車両が多い | 比較的大きく、団体の荷物を積みやすい |
| 設備 | 観光設備が充実している傾向 | 送迎向けのシンプルな仕様が中心 | 観光設備が充実している傾向 |
| 向いている用途 | 少人数の観光、設備を重視した移動 | 近距離送迎、荷物の少ない移動 | 荷物が多い旅行、長距離移動 |
マイクロバスの座席数を確認したい方は、マイクロバスの定員・座席数の解説もあわせてご覧ください。
小型バスの主な設備

写真提供:日野自動車株式会社
小型バスには、主に以下のような設備があります。
- カラオケ
- 冷蔵庫・湯沸器
- テレビ・DVD・モニターシステム
- サロン席
- トランクルーム
すべての車両に同じ設備が付いているわけではありません。希望する設備がある場合は、「あればよい設備」ではなく「必ず必要な設備」として見積り時に伝えましょう。トランクの積載量は車両差が大きいため、スーツケースなどの個数と大きさもあわせて伝えることが大切です。
小型バスが向く人・別車種を検討したい人
乗車人数だけで小型バスを選ぶと、荷物や移動距離の条件に合わない場合があります。以下の表で、小型バスが向くケースと別車種も比較したいケースを見てみましょう。
| 小型バスが向くケース | 別車種も検討したいケース |
|---|---|
| 20名前後で観光や団体旅行をしたい | 乗車人数が小型バスの定員ぎりぎりになる |
| 各自の荷物が手荷物程度である | 人数分のスーツケース、ゴルフバッグ、スキー用品などがある |
| リクライニングや冷蔵庫などの観光設備を重視したい | 新しい車両や豊富な保有台数を優先したい |
| 道幅や駐車場所の条件から大型車を避けたい | 長距離移動で、より広い座席や大きなトランクを希望する |
小型バスを利用する3つのメリット
小型バスが条件に合う場合は、荷物・走行・駐車の面で次のメリットがあります。
メリット①マイクロバスより荷物を積みやすい
小型バスは、トランクルームを備えた車両があります。ただし、貫通式・片側式など仕様が異なり、積載量には大きな差があります。長尺物や人数分の大型荷物がある場合は、中型バス以上も候補にしましょう。
メリット②運行ルートや停車位置の選択肢が広がる
大型バスの通行が制限されている道路でも、小型バスなら通行できる場合があります。ただし、道路幅や高さ制限、乗降場所の安全性によっては進入できないため、行程を事前にバス会社へ共有してください。
メリット③駐車場所を探しやすい
大型・中型バスより駐車場所の候補を広げやすく、駐車料金が安くなる場合があります。目的地周辺で利用できる駐車場と予約の要否を確認しておきましょう。
小型バスの料金と別途費用

貸切バスの基本料金は、主に利用時間と走行距離をもとに算出されます。地域、出発地と車庫の距離、曜日、時期、行程、深夜・早朝の運行などによっても料金が変わるため、条件のない一律料金では判断できません。
基本料金には、一般的に以下が含まれます。
- 小型バス(車両)の貸切代
- 運転手の人件費
- 燃料代
- 運行に必要な保険
一方で、高速道路・有料道路の通行料金、駐車料金、フェリー代、乗務員の宿泊費・仮眠施設代、深夜早朝運行や特別な設備の費用などは別途必要になる場合があります。
有料道路・駐車場の料金
小型バスの有料道路区分は、一般的に「中型車」です。道路や実際の車両によって扱いが異なる場合があるため、利用経路とあわせて確認しましょう。駐車料金も施設によって異なり、利用者自身で駐車場の予約が必要な場合があります。
見積りを比較するときのポイント
見積りでは、税込・税別、見積りの有効期限、別途費用の範囲まで確認しましょう。国土交通省が公示する運賃・料金の範囲は地域によって異なります。
参照:国土交通省「公示運賃の見直しについて」
小型バスを予約する前のチェックリスト
見積り時に以下の情報を伝えると、定員不足や荷物の積み残し、希望設備の行き違いを防ぎやすくなります。
- 乗客や添乗員を含めた人数
- スーツケース、ゴルフバッグ、楽器などの個数と大きさ
- テレビ、冷蔵庫、カラオケ、サロン席などの希望設備
- 出発地、目的地、立ち寄り先、利用時間
- 乗降場所までの道路幅や高さ制限
- バスの駐車場所・待機場所
- 希望するバス会社が小型バスを保有しているか
小型バスは台数が少ないため、車種を指定したい場合は早めの相談がおすすめです。手配が難しい場合に備えて、マイクロバスや中型バスでもよいかを決めておくと、候補が広がります。
人数・荷物・設備・行程が決まったら、見積りフォームへ入力して手配可能な車両を確認しましょう。
料金は税別です。
見積りで出される金額は、実際の請求金額と相違する可能性がございます。バス会社から集合場所、解散場所からバス会社までの回送料金は、回送往復距離:50km,回送往復時間:2時間と仮定しております。別途料金として、深夜早朝・有料道路・駐車場料金等もかかる場合がございます。
料金と車両条件を確認したら、運行会社の安全への取り組みも確認してください。
信頼できるバス会社か確認する
バス会社を選ぶ際は、安全への取り組みも確認しましょう。判断材料の一つに、公益社団法人日本バス協会の「貸切バス事業者安全性評価認定制度」があります。
参照:日本バス協会「認定制度について」
小型バスにピッタリの利用シーン
小型バスは、20名前後で荷物が少なく、大型バスでは進入しにくい場所へ移動する団体に向いています。代表的な利用シーンは以下のとおりです。

- 荷物の少ない少人数の旅行
- パーティーや式典会場への送迎
- 街中などの観光
20名前後の観光や、荷物が手荷物程度の送迎に向いています。道幅や駐車条件は事前に確認し、荷物が多い旅行や長距離移動では中型バスも比較しましょう。
小型バスに関するよくある質問
定員、設備、荷物、安全性、レンタル方法について、予約前によく寄せられる質問に回答します。
Q.小型バスに補助席はありますか?
基本的に補助席のない車両が多いです。
座席数や仕様は車両によって異なるため、予約時に座席表をご確認ください。
Q.トイレ付きの小型バスはありますか?
トイレ付きの貸切バスを所有するバス会社はほとんどありません。
希望する場合は早めに相談し、手配できない場合は行程に休憩を組み込みましょう。
Q.小型バスに人数分のスーツケースを積めますか?
トランクの大きさは車両差が大きく、人数分の大型スーツケースを積めない場合があります。
荷物の個数だけでなく、サイズや種類も見積り時にお伝えください。
Q.荷物が多いときは通路に置いてもよいですか?
安全上の理由から、通路に荷物を置くことはできません。
荷物が多い場合は中型バス以上も候補にしましょう。
Q.製造が終了した小型バスでも安全ですか?
営業用の貸切バスは、法令に基づく点検や整備を行ったうえで運行されます。
年式だけで安全性は判断できませんが、バス会社の安全への取り組みや車両の整備状況を確認することは大切です。
Q.小型バスを車両だけでレンタルできますか?
当サイトでご案内する貸切バスは、運転手付きでの手配が基本です。
車両のみのレンタルではありません。
まとめ

小型バスは、正座席21〜25名程度を目安とし、観光設備を備えた少人数向けの貸切バスです。20名前後の旅行や荷物の少ない送迎に便利ですが、製造終了により保有台数が少なく、地域や日程によっては手配が難しい場合があります。
人数だけで決めず、荷物量、移動距離、希望設備、手配のしやすさまで確認しましょう。当サイトでは無料で見積り・相談できますので、お気軽にお問い合わせください。
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