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ロケバスには貸切バスがおすすめ!料金や車種の選び方を解説

公開日:2024年07月29日 2024年12月04日 ロケバスには貸切バスがおすすめ!料金や車種の選び方を解説
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ロケバスには貸切バスの利用が便利です。ロケバスといえば、「マイクロバス」をイメージする方が多いかもしれませんが、実はさまざまな車種をロケバスとして利用できます。

本記事では、ロケで貸切バスを借りるメリットや車種・料金相場・注意点などを紹介します。ロケの移動手段でお悩みの方はぜひ参考にしてください。

ロケで貸切バスを借りるメリット

ロケバスのメリット

ロケバスとして貸切バスを借りるメリットを5つ紹介します。

機材や衣装などの荷物を楽に運べる

ロケで使用する重い機材や、関係者の衣装なども貸切バスなら楽に運べます。なかでも、中型バスや大型バスには、広いトランクルームがあります。かさばる荷物をトランクルームに積んでしまえば、座席を広く利用可能です。

ただし、壊れやすい精密機械などは走行中の衝撃で壊れる可能性があるため、しっかりと養生しておく必要があります。不安な場合は車内に持ち込み、空いている座席に置くこともできます。

スケジュールを組みやすい

貸切バスはスケジュール通りに運行することが決まっているため、タイムスケジュールを組みやすいこともメリットです。撮影時間通りに動きたい場合は、貸切バスが適しているでしょう。ただし、当日の急なスケジュール変更などには対応できない場合があるため注意が必要です。

また、観光地などの撮影は、公共交通機関が運行していない早朝や深夜に行われることも多いでしょう。貸切バスなら早朝・深夜も運行できるため、時間帯を気にする必要がありません。ただし、渋滞などの道路交通状況によって遅延が発生する場合もあります。

大人数で一度に移動できる

貸切バスなら、大人数で一斉に移動することができます。ロケの規模が大きくなるほど、出演者や機材の数が多くなるでしょう。大型バスであれば、補助席も含めて50名以上の座席数を確保できます。

マイクロバスよりも料金の相場は高くなりますが、人数で割ると安く借りられる可能性があります。エキストラの人数が多い場合や、カメラを数台用意しなければいけないシーンなどでは、大型バスがよく利用されています。

関係者の待機場所や休憩場所としても利用できる

貸切バスは、移動手段としてだけではなく、関係者の待機場所や休憩場所として利用できます。特に、撮影の合間などに待ち時間が発生するロケの場合はとても便利です。

たとえば、暑い季節に待ち時間が発生すると、炎天下の中にいるだけで体力を奪われます。それだけではなく、熱中症になるリスクがあります。寒い季節であれば、身体が芯から冷え、風邪を引く可能性もあるでしょう。

室内温度を調整できる貸切バスを、待機場所や休憩場所として利用することで関係者の体調面に気を遣えます。

運転はプロのドライバーに任せられる

運転はプロのドライバーに任せられるため安心です。地方ロケなどで慣れない土地に行く場合でも、道に迷う心配がありません。

ただし、長距離や長時間・深夜運行などが必要になる場合、交代要員としてドライバーをもう1人乗車させなければいけないため注意が必要です。

ドライバーが1人で運行できる条件は、法律で明確に定められています。

参照:厚生労働省『バス運転者の労働時間等の改善基準のポイント』[PDF]

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    貸切バスの種類と料金

    バスの料金

    貸切バスの種類と料金について紹介します。貸切バスは、「運行時間」と「走行距離」で料金が計算されます。出庫・帰庫後の点検時間の2時間分(それぞれ1時間ずつ)の料金も自動的に加算されます。また、状況に応じて以下の料金がかかります。

    料金の種類 適用される条件
    交代運転手配置料金 ドライバーの拘束時間や走行距離が長い場合
    深夜・早朝運行料金 22時~翌朝5時の間に走行する場合
    特殊車両割増料金 リフト付きバスなどを借りた場合
    その他 ・高速道路代
    ・有料道路代
    ・駐車場代
    ・乗務員の宿泊代
    ・バスガイド代

    バスの種類と料金相場

    バスの種類

    バスの種類と料金相場を紹介します。

    車種 席数 料金相場(6時間/100km以内) 積載荷物目安(90Lスーツケース)
    大型バス ~53席(45席+補助席8席) 90,000円~ 約30個
    中型バス ~27席 75,000円~ 約15個
    小型バス ~21席 65,000円~ 約4個
    マイクロバス ~20席 65,000円~ トランクルームなし

    バスの料金は、繁忙期・閑散期や曜日によっても変動します。詳しくはバス会社にお問い合わせください。

    マイクロバス・大型バスで比較

    乗車人数が多い場合、どの車種を手配すればよいのか悩む方もいるでしょう。その場合、乗車人数だけではなくトータルの荷物の量・ロケ先の道の状況などに応じてバスの車種を選ぶことが大切です。以下の条件を参考にしてみてください。

    大型バスがおすすめ マイクロバスがおすすめ
    • 乗車人数が多い
    • 機材や衣装などの荷物が多い
    • 車内をサロン席にしてバス車内で撮影をしたい
    • 乗車人数が少ない
    • 乗車人数は多いがロケ先の道が狭く大型バスが通れない

    貸切バスを手配する際は、事前にロケーションを確認しておくことが大切です。大型バスが通れない道を利用する場合は、人数が多くてもマイクロバス2台で移動するなどの工夫が必要です。

    料金プランの例

    料金プランの例を2パターン紹介します。

    都内の会社⇔軽井沢ロケ(日帰り)

    ロケ例

    都内の会社から日帰りで軽井沢ロケに行く場合の料金相場を紹介します。

    【点検&出庫】→【バス会社から都内の会社までお迎え】→【出発】→【ロケ地に到着】→【複数のロケ地を経由】→【都内の会社へお見送り】→【帰庫&点検】
    出発地:都内の会社 目的地:軽井沢 経由地:複数箇所
    乗車人数:30名 車種:マイクロバス2台 片道距離:約170km
    利用時間:13時間 合計金額:350,000円~ 1人あたり:12,000円~

    都内の会社⇔茨城県水戸市ロケ(1泊2日)

    ロケ例2

    1泊2日で茨城県の水戸市にロケに行く場合の料金相場を紹介します。

    1日目:【点検&出庫】→【バス会社から都内の会社までお迎え】→【出発】→【現地到着】→【ロケ地を経由】→【宿泊施設】
    2日目:【宿泊施設出発】→【ロケ地を経由】→【都内の会社までお見送り】→【帰庫&点検】
    出発地:都内の会社 目的地:茨城県水戸市 経由地:複数箇所
    乗車人数:30名 車種:大型バス 片道距離:約120km
    利用時間:36時間 合計金額:180,000円~ 1人あたり:6,000円~

    ロケバスにあると便利な設備

    ロケバスにあると便利な設備を紹介します。なお、バスの選び方については以下の記事で紹介しているので、参考にしてください。

    冷蔵庫(ボトルクーラー)

    冷蔵庫(ボトルクーラー)は、ほとんどの大型バス・中型バス・小型バスに搭載されています。ただし、貸切バスの冷蔵庫は一般的な冷蔵庫とは異なり、エンジンがかかってから稼働します。そのため、常温の飲み物は冷えるまでに時間がかかります。
    冷蔵庫の容量の目安は以下のとおりです。

    バスの車種 容量目安/350mlの缶
    小型バス 20~24本
    中型・大型バス 40~48本

    「バス車内のロケで飲む」などのシーンがある場合は、あらかじめ冷えている飲み物を持ち込むことをおすすめします。車載の冷蔵庫の容量で足りない場合は、クーラーボックスなどを持ち込むとよいでしょう。クーラーボックスは座席の足元に置いておけます。

    なお、貸切バスの冷蔵庫に冷凍機能は搭載されていません。氷などの保存はできないので注意してください。

    サロン席

    貸切バスは、座席のレイアウトをサロン席にできます。サロン席とは、後部座席を回転させてコの字型にするスタイルのことで、中央にテーブルを設置することもできます。バラエティ番組や旅番組でよく見られるスタイルです。

    サロン席にレイアウトできるのは、主に大型バスです。バス会社によっては、中型バスや小型バスでもサロン席に変更できる場合もあります。サロン席を利用する予定がある場合は、予約時に確認しておきましょう。

    湯沸器

    湯沸器が搭載されているバスもあります。白湯はもちろん、パックを持ち込めばホットコーヒーや温かいお茶なども自由に飲めます。お酒を飲むシーンがあれば、お湯割りも楽しめます。特に、寒い季節にあると助かる設備です。

    また、搭載している車両はとても少ないものの、ビールサーバーを搭載しているような豪華仕様の車両もあります。車両を確保できれば、冷えた生ビールを車内で飲むことも可能です。

    貸切バスを手配する流れ

    貸切バスは以下の流れで手配します。

    • 見積もり依頼
    • 見積もり回答
    • 予約
    • 支払い
    • 出発

    詳しくは以下のページで解説しています。

    ロケで貸切バスを予約する際の注意点

    貸切バスを予約する際の注意事項を3つ紹介します。

    用途に合わせて車種を選ぶ

    貸切バスは、用途に合わせて車種を選びましょう。たとえば、車内で撮影をしたい場合は、サロン席にレイアウトできたり、座席の空間を広くとれたりする大型バスが適しています。

    一方、マイクロバスは小回りが利きやすいため、狭い道や路地を移動する際に適しています。このように、目的に応じて車種を選ぶことが大切です。車種で悩んだ場合は、予約見積もりの際にバス会社に相談してみてもよいでしょう。

    交通渋滞などによってスケジュールが押す可能性がある

    交通渋滞などによってスケジュールが押す可能性があるため注意が必要です。万一に備えて、時間に余裕をもったスケジュールを組んでおくことをおすすめします。
    道路工事などであらかじめ渋滞が予想される場合は、迂回ルートの提案も可能です。事前に道路状況を調べたい場合、以下のサイトが便利です。

    参照:日本道路交通情報センター:JARTIC
    参照:道路情報提供システム|厚生労働省

    早朝・深夜の時間帯は割増料金がかかる

    早朝・深夜に走行する場合、割増料金が発生します。割増料金はバス会社によって異なるため、事前に確認しておきましょう。

    また、割増料金は、バスが営業所を出る時間から運行後の点検時間まで適用されます。バスの安全点検にかかる時間は、運行前・運行後それぞれ1時間です。バスに乗車していなくても、2時間分は加算されます。

    よくある質問

    ロケで貸切バスを手配する際によくある質問を4つ紹介します。

    貸切バスは待機所として使うことができますか?

    バス会社によりますが、概ね可能です。
    撮影目的で貸切バスを手配される方は特に、待機所としてのご利用が多いです。ただし、乗務員がバスを離れる場合はバスの施錠が必要になるなど、いくつかの注意事項はあります。詳しくはバス会社へ直接ご相談下さい。

    急なスケジュール変更があった場合、対応してくれますか?

    原則、対応していません。
    「予定していたよりも早く着きそうだから、この道の駅寄りたい」といった要望は多いですが、原則として当日のルート変更は対応しておりません。変更したい場合は事前のご相談をお願いしていますが、まずは運転手にご相談ください。

    宿泊を伴う場合、ドライバーさんの宿の手配は必要ですか?

    宿泊した方が安くなる場合もあるので、必要になることもあります。
    日程や、時間、距離によって料金は異なります。一度車庫に戻す回送代と、乗務員宿泊代を比較して安い方をご提案できます。

    ロケには貸切バスがおすすめ

    ロケには貸切バスがおすすめです。移動手段としてだけではなく、関係者の待機場所としても利用できます。ロケ先や人数・荷物の積載量に応じて車種を選びましょう。
    当サイトでは、無料で見積もりが可能です。ロケで貸切バスの利用を検討している方は、お気軽にご相談ください。

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